観念要素の更改法

観念要素の更改法

観念要素の更改法の理論

感応性能を積極化する方法の第一として、

観念要素の更改法があります。

抑制や禁止または説教というものが

あまり効果を上げ得ないのは、

実在意識だけを相手にしているからです。

その人を握っているのは、実は潜在意識です。

心の奥底で、黒幕の存在のように動いている潜在意識に、

直接対策を施し、人間革命をめざす方法が、

観念要素の更改法です。

イッキュウ
イッキュウ

感応性能とは、私たちが普段、

心で思ったり、考えたり、思考、

判断、行動、感情などの

心のはたらきのことです!

では、観念要素はどうすれば更改できるか。

観念要素の更改ということを徹底的にするのには、

私たちの精神生命が持つ暗示感受習性というものが

特別旺盛なときに、私たちの実在意識を積極的にすれば、

それで見事目的が達せられます。

イッキュウ
イッキュウ

暗示感受習性が特別旺盛なときとは、

眠りにつく前の寝際です!

なぜかと言いますと、そういう場合には、積極的になった

実在意識のとおりの状態に潜在意識がすぐ感化を受けるからです。

眠る直前に思考したままがパーッと潜在意識に入ります。

そうすると、積極的なものが入った場合には、

消極的なものを努力して追い出さなくても、

どんどんどんどん出ていってしまいます。

イッキュウ
イッキュウ

たとえば、コップの中で筆を洗ったとします。

すると、コップの中の水はみるみる黒くなります。

その黒くなったコップを今度は水道の蛇口の

下へ置いておいて、たとえわずかずつでも

きれいな水をぽたぽた落としておけば、

寝がけに汚かった真っ黒な水も、明くる朝には、

きれいになっているでしょ!

たとえどんな消極的な観念要素が充満している潜在意識でも、

実在意識のほうから完全に同化し得る力のある積極観念が送られれば、

その同化し得る力のある積極観念というものは、

消極観念を片っ端から追い出してしまうのです。

それが人間の心の中にある自然現象です。

イッキュウ
イッキュウ

ただし、その場合、

潜在意識に十分に同化させる、

力ある積極的観念でないとダメですよ!

楽しいこと、面白いこと、うれしいこと、

自然と微笑まずにはいられないような

ことを考えればいいんです!!

イッキュウ
イッキュウ

ただ単に学者や識者の著した本に

感激しているぐらいじゃあ、

潜在意識が同化しません!

つまり、いざこれから熟睡しようといういわゆる

トランスに入る直前ほど、私たちの実在意識は、

そのときにチョイと思ったことでも考えたことでも、

無条件にフーッと潜在意識の中にきわめて力ある

同化力を働かせて入り込んでいくというふうにできているんです。

実にありがたい自然作用が人間の生命にあります。

観念と実在意識

観念要素の更改法では、広く捉えて、

心で行われているすべての意識現象を、

観念といっています。

実際の心は、感覚し、知覚し、欲求、

思考するというように、流れています。

心のなかで生ずるすべてのものをふくんで、

観念といっています。

私たちは毎日、観念(実は感覚し、知覚し、

欲求し、思考するなど)を使って、通勤をし、

仕事をし、勉強し、家庭生活をしています。

このような心理的な動きを、私が只今やっていることとして、

意識することができます。

意識される心の領域を、実在意識といいます。

観念は実在意識の領域で成立し、はたらいているのです。

私たちは、刻々とはたらいてくれる実在意識を使って、

仕事をし、勉強しているのですが、仕事や勉強がすむと、

それらのことは消え去るものではありません。

仕事も勉強も一つの体験として、

もう一つの心の領域に記録されるのです。

記録される心の領域は、実在意識の奥にあって、

私たちには意識されない心の領域です。

この領域を、潜在意識といいます。

観念要素と潜在意識

潜在意識のなかには、私たちの生まれてから

現在までの体験の記録が、いっぱい蓄積されています。

潜在意識は、私たちの体験と記憶の倉庫です。

潜在意識は、実在意識の活動の記録を

収蔵している図書館のようなものです。

ですから、実在意識の内容よりも、

潜在意識の内容の方が、はるかに大きなものです。

観念は、実在意識領において成立し、はたらくといいました。

ですが、知覚し、理解し、思考するにしても、

実在意識だけで行っているのではありません。

潜在意識内に蓄積されている素材が、

実在意識へと呼び戻されて参加して、観念が成立し、

観念の動きが決められるのです。

実在意識は、目の前にある物体の形状や色や匂いをキャッチします。

それを潜在意識の内の記録と照合して、

実在意識はバラの花だと知覚するのです。

実在意識は、潜在意識に助けられて、活動しているのです。

実在意識は、その体験を潜在意識に送りこみ、

潜在意識の内容は、いよいよ豊かになり、

実在意識の要望に充分応ずることができるのです。

このように実在意識と潜在意識は、お互いに協力しながら

心のはたらきを活発に営んでいます。

潜在意識から実在意識へとせ参じ、観念の成立や観念の

進む方向性などに関与する潜在意識内の素材のなかで、

特に重要な素材を観念要素といいます。

この要素が良くも悪くも、心のなかで派手な動きをするのです。

潜在意識のなかには、生物としての進化過程における体験や、

人類としての生活体験も蓄積されているのですが、

何といってもその人の生まれてから現在までの体験が、

いちばん多く貯蔵されているのです。

そのなかで何が重要素材となるのか、

検討してみる必要があります。

それには私たちはまず、記憶のはたらきについて

知っておかなければなりません。

記憶作用

記憶とは、簡単にいいますと、おぼえているということです。

記憶作用は四つの心のはたらきで構成されています。

(1)記銘(印象づけ)

体験したことを潜在意識へ印象づけることを、

記銘といいます。体験事項の印刷です。

(2)保持(把持はじ)

印象づけられたことが、潜在意識のなかで

消えないで保存されていることです。

(3)再生(想起)

潜在意識内で保持されている素材が、

再び実在意識へと呼び戻され、

思い出すことです。想起ともいいます。

(4)再認

思い出されたことが、記銘したものと同じである

ことを認めることを再認といいます。

このように記憶作用というものは、実在意識と潜在意識の

共同作業により営まれているのです。

記憶の条件

私たちの体験はすべて、

潜在意識に記録されることになっているのですが、

すべてが同じように記録されるものではありません。

たいへんよく記録されるものと、

あまりよく記録されないものもあります。

この差異はどこから生じてくるのか。

ここで鮮明に記録されるものの条件について述べます。

(1)強度

強い感動とともに体験したことは、

潜在意識に鮮烈に印象づけられます。

死別の苦しみ、被災した苦しみ。

また旅行の楽しさ、壮大な景観に我を忘れた感激。

優れた文学や音楽、また映画や演劇に接した時の

震えるような感動。勝利の興奮。

友の情けに涙したことなど、

強い情動を伴って体験したことは、たった一度でも

潜在克明に克明に刷り込みがされるのです。

そのことはまた、潜在意識のなかでいつまでも、

鮮明に保存されるのです。

そしてまたそれは、実在意識へと再生され、

鮮やかに思い出されるのです。

しかも想起された映像は、

記銘された映像と鮮度が変わらず、

生々しく思い浮かぶものです。

記憶の第一条件は、強度です。

激しい感動とともに強く体験したことは、

記銘も保持も再生も、再認もよろしく、

潜在意識のなかで第一席の位置を占めるものです。

(2)頻度ひんど

記憶の第二の条件は、頻度です。

強い感動が伴わなくても、

しばしば繰り返して体験したことは、

いつの間にか潜在意識へと侵入し、

定着してしまうのです。

テレビのCMも、毎日リズミカルに繰り返し聞かされていると、

別におぼえようとしないでも記銘されてしまうのです。

しばしばその後も繰り返して体験したことは、

潜在意識のなかで重要視されて、保存されるようになります。

そうしてよい位置を占めていることは、

容易に思い出すことができます。

しばしば会っている人の名前は、忘れることはありません。

しばしば頻度をもって体験したことは、

記銘も保持も再生も再認もよろしいことになり、

潜在意識のなかで第一席の位置を占めることになるのです。

観念要素のはたらき

潜在意識のなかで第一等の座席を占めた観念要素は、

実在意識の領域へと、再生(想起)される一番手でもあります。

潜在意識のなかの重要な素材(要素)は、

実在意識へとよみがえろうとして、待ち構えているのです。

少しでもきっかけがあるならば、それに触発されて、

すぐさま実在意識へと、躍り出てくるのです。

人は、行動の習慣はもとより、思考や感情の習慣をももつものです。

強度頻度で体験した観念要素は、潜在意識のなかで私たちを

操作していることに、気づかねばなりません。

潜在意識は私たちに対して、思ったよりは強力な

影響力をもっているのです。

イッキュウ
イッキュウ

私たちが実在意識で「よし!やろう」と決意しても、

「とはいうものの、大変だよ。できるわけないよ」

と反対するのは、潜在意識です。

「何としてもやらなければ」と再び決意しても、

「でもねえ」といつも悲観的立場で

決意を崩しにかかるのは、潜在意識です。

結局私たちは、潜在意識のいう通りになり、

潜在意識に屈服してしまうのです。

私たちのなかに、私たちの足を引っ張る強力な反対者がいます。

潜在意識です。潜在意識のなかの観念要素は、

実在意識領へと躍り出てきて勝手に跳梁ちょうりょうします。

困ったものだと思いながら、私たちはその通りになります。

私たちの背後にあって、私たちを牛耳ぎゅうじっている黒幕の存在があります。

潜在意識です。潜在意識を敵にまわせば、

私たちはとても勝ち目はありません。

イッキュウ
イッキュウ

大丈夫!潜在意識を見方につければ、

明るい人生を、切り拓くことができます!!

観念要素を主将とした潜在意識の力は、

思いのほか強いものです。

私たちは、潜在意識に対していかなる対策をとればいいのか、

また大きな、問題に突きあたります。

観念要素の更改の必要性

ここで私たちは、自分の潜在意識のなかの

観念要素を検討してみなくてはならないのです。

いつの間にか強度と頻度の体験を通じて、

怒り、怖れ、悲しみ、恨み、そねみ、憎しみなどの

消極的グループが、潜在意識のなかで大きな束をなして、

有力な位置を占めているのです。

そして、希望がもてない。お先真っ暗だ。

困った。もうダメだ。とてもやりきれない。

死んだ方がよいという、消極的思考が肩を並べ、

それにいつも心配、煩悶。常に不安、焦燥。

あげくに失望、落胆という消極的な心のクセがうずを巻いているのです。

まとめていえば、人々の潜在意識のなかには消極観念が、

いっぱい詰め込まれています。

結局、消極観念が主流をなして観念要素が構成されています。

この消極的要素に人々は握られているのですから、

人生、進歩し、向上するわけはないです。

潜在意識のなかのこれらの消極的要素は、

常に実在意識領に再生されて、思考や感情の成立に参加するのです。

また潜在意識のなかの観念要素は、実在意識領の思考の成立に

関与するとともに、思考の進む方向を決めてしまうのです。

潜在意識のなかに消極的な観念要素がいっぱいに詰め込まれていては、

とても運命は拓けるものではありません。

私たちは、どうすればよいのか。

天風さんは明快に言われます。「消極的な観念要素の代わりに、

積極的観念要素を入れ替えることである」と。

心のドブさらいをせよと言われます。

心の内容を、どうすれば改め、取り替えることができるだろうか。

今まで私たちは、知らないうちに、強度と頻度で消極的素材を

取り入れてばかりいたから、潜在意識の観念要素が消極化してしまったのです。

「今度は自ら意識して、強い情熱をもって、しばしば頻度多く、

積極的素材を潜在意識に向かって投入すればよいのである」と、

天風さんは厳然として言われる。

強度と頻度で、潜在意識に記銘(印象づけ)したことは、

しばしば強く実在意識へと再生(想起)され、

その人を、その方向へと推し進めていくのです。

積極的な素材を潜在意識へと投入する一連の方法の名称を、

観念要素の更改法といいます。

まとめ

●心の奥底で、黒幕の存在のように動いている潜在意識に、
 直接対策を施し、人間革命をめざす方法が、
 観念要素の更改法である。

●感覚、知覚、理解、認識、本能、
 欲求、感情、思考、判断、意思など、
 心のはたらきの具体化したものを、
 すべてを含んで観念という。

●潜在意識のなかには、生まれてから現在までの体験の記憶が、
 いっぱい蓄積されている。体験と記憶の倉庫。

●潜在意識に鮮明に記録されるものの条件は、
 強度頻度の二つ。
 強い感動とともに体験したことは、
 潜在意識に鮮烈に印象づけされる。
 強い感動が伴わなくても、
 しばしば繰り返して体験したことは、
 いつの間にか潜在意識へと侵入し、
 定着してしまう。

●強度と頻度で体験したことは、
 潜在意識のなかで観念要素となる。

●私たちは、行動の習慣はもとより、
 思考や感情の習慣をももつものである。
 強度と頻度で体験した観念要素は、
 潜在意識のなかで私たちを操作していることに、
 気づかねばならない。強力な影響力をもっている。

●私たちのなかに、私たちの足を引っ張る反対者
 (潜在意識)がいる。

●私たちの潜在意識のなかには、
 これまでの強度と頻度の体験を通じて、
 怒りや怖れ、恨みやそねみ、憎しみなどの
 消極感情がいっぱい詰め込まれている。

●今度は自ら意識して、強度と頻度で、潜在意識に向かって、
 積極的な素材を効果的に投入する。

観念要素の更改法これからのステップ!

一、自己暗示法

(一)連想暗示法

(二)命令暗示法

(三)断定暗示法

二、他面暗示法

イッキュウ
イッキュウ

さあ、理論はこのくらいで、

これからは実践です!

キーワードは「実践継続」!!

コツコツと積み重ねて行きましょう!

イッキュウ
イッキュウ

今日も一日、明るく朗らかに、

活き活きと愉快に、

元気いっぱいで行きましょう!!

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