観念要素の更改法ー自己暗示法

自己暗示法

自己暗示法の実践で得られること。

○寝つきがよくなり、睡眠時間が短くても
 睡眠の質がよくなり、翌朝スッキリと
 目覚めることができる。

○消極的な考え方のクセ、マイナス思考を、
 プラス思考に入れ替えることができるようになる。

○自分のこうありたいと思う姿を
 潜在意識に植えつけることができる。

○実在意識を、自分の心の持ち方で、
 自由自在にコントロールすることができ、
 性格の改造、人生の改造ができる。

この自己暗示法は、場所もとらず、物もいらず、
時間もかからず、費用もかかりません。

夜、鏡一つあればできます。
難行苦行でもありません。
楽しいことを考えながら、
眠りなさいという方法です。

手段は簡単ですが、効果は大きいです。
実践継続さえすれば、自己革新ができます。

イッキュウ
イッキュウ

簡単で簡潔な自己暗示法を活用して、

自己改造、人生改造をしていきましょう!

キーワードは「実践継続」です!!

観念要素の更改法の構成

(1)心を強くするには、感応性能を強くすればよい。

(2)感応性能を強くするには、思考を強くすればよい。
  思考の強弱は、一々ものの声に応ずるように、
  感応性能に反映します。

(3)天風さんは、観念を思考とも言われました。
  思考は理性的思考のみでなく、
  知覚、欲求、感情など、
  心のはたらきの全体をいいます。

(4)思考(観念)は、実在意識領で行われています。

(5)思考(観念)の成立や動きには、潜在意識内にある要素
  (観念要素)が大きくかかわっています。

(6)私たちの潜在意識のなかには、
  消極的な観念要素が詰め込まれています。

(7)これを積極なものと入れ替える方法を、
  観念要素の更改法といいます。 

イッキュウ
イッキュウ

観念とは、物事に対してもつ考え。

ということです!

観念要素の更改法は、寝る時と目覚めの時に、
自ら自分に積極暗示を強度と頻度をもって
投入する自己暗示法と、周囲から積極的暗示を
取り入れようとする他面暗示法の二法により
構成されています。

観念要素の更改法の構成は。

自己暗示法
  連想暗示法
  命令暗示法
  断定暗示法

他面暗示法
  積極暗示の摂取
  積極人間との交際
  積極集団との交流

実在意識の主導権

観念要素の更改法は、潜在意識への対策です。
潜在意識は私たちの意識しないところで
大きな活動をしています。

ここで特に注意しておきたいことは、
潜在意識は、人間や人生に対して重要な
はたらきをしていますが、暗示に対する
選択権を持たないということです。

潜在意識は肥沃な田園といわれています。
善の種も、悪の種も、ともに育み、
育て茂らせるのです。

善い種か、悪い種かを選択するのは
実在意識です。

心身統一法の選択は、積極か消極かです。
明るく、朗らかに、活き活き、勇ましく、
正直、親切、愉快に、潑剌颯爽という
思考や言葉や感情や行動などを積極といいます。

怒り、怖れ、悲しみ、不安、焦燥、憂うつ、
悲観、落胆、絶望という思考、言葉、
行動などを消極といいます。

積極は、生命を活性化する態度です。
消極は、生命を無力化する態度です。

心身統一法は、断然、終始一貫、
積極的立場をとるものです。
それは、生命の本質が、
積極的なものであるからです。

私たちが積極的態度をとれば、
生命が喜ぶのです。
私たちも喜びを感じ、
生命は順調に進展していくのです。

このことを承知の上で、
積極を選択していくのが、
実在意識の重大な役割です。

実在意識が主導権を握って、
潜在意識を改良し、訓練して、
よきパートナーとして育てて
いかなければならないのです。

天風さんの創見した
自己暗示法と他面暗示法とを、
ひっさげて、実行していくのは、
実在意識です。

実在意識が、観念要素の更改法の理論を理解し、
更改の方法を納得した上で、潜在意識の大掃除に、
とりかかって行かなければなりません。

イッキュウ
イッキュウ

実在意識を、自由自在にコントロールすることが、

運命を拓いていくカギになります!

連想暗示法

一、自己暗示法

自分が、自ら、自分の潜在意識に
積極暗示を投入する方法です。

(一)連想暗示法

私たちの心のなかには、
いろいろな体験が蓄えられています。
一つのことを思うと、それに連関して
他のことを思い浮かべることを連想といいます。

桜を思うと小学校の桜が浮かび、
ともに遊んだ友の顔が次々と思い出されます。

人間の心のなかに、連想という
素晴らしいはたらきがあります。
この連想のはたらきを、うまく活用して、
心を強く、明るく、豊かなものに
しようとする方法が、連想暗示法です。

ところが私たちは、連想を悪く使っています。
胃がチクリと痛む。さては胃潰瘍か、
いや胃がんの末期だ。
自分が死んだら保険金はどのくらいか。
自分の亡骸にとりすがる家族。お葬式。
と次々と悪い連想は、馬のように速く走る。

潜在意識のなかに、消極的要素がいっぱい
詰まっているからです。

この人は知らずに、消極連想法を熱心に
実習していることになります。
ますます消極連想に磨きがかかります。
悪い心のクセに習熟しても
悩みが重なるだけです。

これを暗示感受習性の昂進こうしんする
寝がけに行うのですから、
潜在意識によく浸透します。

イッキュウ
イッキュウ

昂進とは、増して、進むこと。

気持ちなどが、高ぶり進むこと。

という意味です!

寝る前に恐ろしいテレビを見た子供は、
夜中に怖い夢を見たり、
怖いよと飛び起きます。

寝がけに与えた暗示は、
その夜はもちろんですが、
その後も潜在意識のなかで活動します。

寝がけは大切です。
人間は、夜つくられるといってよいです。
寝がけに際して、
私たちはどう対処すればよいでしょうか。

消極的連想をやめよ

これがいちばんよいことですが、
やめよといわれて、すぐやめる程、
心は素直ではありません。

実在意識はやめようとしても、
潜在意識は承知しません。
枕に頭をつけても、すぐに眠らない人がいます。

その日のことを思い出して、
悔やんでみたり、しゃくにさわってみたり、
結局はこの会社に就職したのが
運が悪かったのだと思う。

自分の運の最大の悪は今の女房と結婚したことだ。
もう我慢ならぬ。出て行けと夫婦げんかの
シーンを連想し、その時の台詞せりふのリハーサルを
している人もいます。

このような人は悪い連想のなかで、
転々と懊悩おうのうし、心身を消耗しています。
実在意識は、「愚かなことだ、やめよう」
と思っても、結局は潜在意識の
とおりにしてしまうのです。
消極連想は続くのです。

イッキュウ
イッキュウ

懊悩とは、悩みもだえること。

という意味です!

それでは、どうすればよいのでしょうか。

明日まわしにせよ

心配するなといってもするのですから、
「これは明日すること」にして、
今夜は一時棚上げにしてみればどうでしょうか。
今夜、ここで心配しなければ、
心配事が腐ってしまうものでもありません。

今夜はぐっすり寝て、明朝、
すっきりした頭脳で考えることにしましょう。
ここは寝床で、考え床ではないです。
私はこれから眠るのだと、宣言し、
自分に言い聞かせて眠るのがいいです。

でも人々は「心配事は、自分のことで、
他人のことではない。心配せずにいられるか」
と心配します。

夜は、生命の力が回復する貴重な時です。
それを眠らずに、生命の力を消耗させてまでも
考えなければならない程の重大な問題は、
人生にそう何度もあるものではないです。
たいていは、取り越し苦労です。

また考えるにしても、イライラした感情や
悲観的な方向で考えるのですから、
よい考えが浮かんでくるわけがありません。

日頃、心の統御など考えてもみない人は、
心が勝手に暴走してしまい、自分でも、
どうにもならなくなっているのです。

イッキュウ
イッキュウ

統御とは、「自分の感情を、

思いどおりに扱う」です。

私イッキュウも、これがだんだんとできるように

なってきました!不思議と!

明日まわしもできない人は、
どうすれば、いいのでしょうか。

●明るい連想をせよ

「暗いことを考えるな」と実在意識がいっても、
潜在意識は考えてしまうのです。
消極連想を打ち消そうとすればする程、
悪い連想をしてしまう、悪しき習性です。
消極なことにこだわり、取り組んでいては
いつまでたっても心は明るくなりません。

消極な思考を去らせる秘訣はただ一つ、
明るいことを考えることです。
人間は、「同時に二つの反対概念を
持つことはできない」からです。

明るいことを考えているということは、
暗いことは考えていないことになります。

これからは、夜眠ろうとするとき、暗い、
消極的な連想を無理に打ち消そうとせず、
明るさ、楽しさ、嬉しさを心に感じさせる
ようなことを考え、連想することに努力
してみることです。

美しい自然や、未来の楽しい人生を眺めて、
嬉しいこと、楽しいことに目を向けましょう。

イッキュウ
イッキュウ

季節の移り変わりや、朝目覚めたときの

聞こえてくる鳥のさえずりや、澄んだ空気。

普段の日常生活のなかから、

生活の情味を見出しましょう!

あんなこともしてみたい、
こんなこともしてみたいと、
希望をもって連想すればいいです。

そして潑剌颯爽と行動している自分の姿を
心に描きながら眠るといいでしょう。

希望に対して、いつも情熱を燃やしていれば、
それを実現する方法は自ら湧き、
道は拓けてくるものです。

心の訓練

知らずしてやっていても、暗い、
辛い連想をしている間に、
習慣がついてしまいます。

ここで生命力を活力づける、明るい、
楽しい連想の習慣を、新しくつくろうとするのです。
初めのうちは、努力して楽しい連想をしていても、
いつの間にか暗い連想へと
ひきずられていることがあります。

それでも再び、明るい楽しい連想へと努力していると、
次第に心が明るい方向に向いてくるのです。
新しい心の習慣ができてくるのです。

イッキュウ
イッキュウ

毎晩、毎晩、熱心に明るい、

楽しい連想をすれば、

心に習慣はつくものです!

心のお化粧

毎晩寝る前に明るい連想をすることは、
暗い潜在意識の領域に、明るい光を
差し込ませることになります。

毎晩熱心に実行しているうちに、
潜在意識は暗黒の夜から
夜明けを迎えるように、
明るさを加えてくるのです。
その頃になりますと、
心の変化が自覚できるようになります。

いつもならこだわってしまって眠れないのに、
明日まわしにしようと思ったら、
心が素直にそのつもりになってくれ、
楽しいことを連想していたら
いつしか眠ってしまった。

次の朝になって考えてみたら、
それほど心配することでもなかった、
などいつもと違った自分を発見します。

効果が現れてくると、励みにもなり、
自信もつき、より熱心に実行しますから、
効果も次々と現れてきます。

積極的連想暗示法を行うと、
思えば思うほど楽しいこと、
嬉しいことが毎晩送られてくるのですから、
心に魅力的なお化粧をしているようなものです。

明るい、楽しい連想をしているときは、
暗い連想はしていないのですから、
心の積極的習性のなかで、
潜在意識はいよいよ明るくなります。

この人の生活には、いつも笑顔が絶えず、
「何で、そんなに楽しいの」
といわれるようになります。
生きていることが嬉しいのです。

特に清らかな連想は、
心を清浄にし、本心、良心の
はたらきを活性化するのです。

イッキュウ
イッキュウ

本心良心とは、人間の本性から湧き出る

汚れのない清らかな心と、

この本心から道徳的に発現してくる

正直で親切な心です!

とにかく、明るい連想のなかに眠ることです。
それは心をクリーニングすることであり、
心に栄養を与えることであり、
心を新鮮によみがえらせることになります。

イッキュウ
イッキュウ

これが観念要素の更改法の第一手段です。

楽しいことを思いながら、眠っていいのです!

こんな楽な方法はないでしょう!!

連想暗示法を無邪気に実行しましょう!

命令暗示法

連想暗示法より一歩踏みこんだ自己暗示法が、
命令暗示法です。
これも潜在意識の法則に則って、
暗示のはたらきを充分に生かして、
観念要素の更改法をはかろうとするものです。

イッキュウ
イッキュウ

タイマーをセットせずに、

「明日の朝、5時に起きる」と

強く念じると、必ず5時に

目が覚めます!

自分の潜在意識へと

暗示づけをするのです!

被暗示性の高まる寝がけに
真剣に与えた暗示は、
潜在意識へ効果的に
印象づけられます。

夜、その後に他の暗示が入らないので、
与えた暗示は一晩中鮮明に保持され、
活動することになるからです。

潜在意識は24時間勤務です。
私たちが眠っていても、
潜在意識のはたらきは続けられているのです。

その暗示づけが強烈であればある程、
壁にぶつけたボールのように、
必ず実在意識へと跳ね返ってくるのです。

日頃なかなか早起きをしない人が、
ゴルフや釣りに行く日曜の朝などは、
さっさと起きて、自分で支度をして
いそいそと出かけます。

眠るとき、楽しい気持ちで、
明朝の起床を自己暗示しているのです。

これほど、寝がけの暗示は効果的であることは、
誰しも経験しているところです。
暗示効果のよいチャンスである寝がけを活用して、
組織的に自己暗示法を行うならば、
その暗示効果はさらに増大することは、
確かなことです。

命令暗示法の実際を詳述していきます。

鏡に自分の顔を映す

鏡のなかの自分を見つめて、
「これが自分だ」と自己を確実に
把握する必要があります。

この自分の責任者は自分であると、
自覚して人生を堂々と
生きなければなりません。

葉書大の鏡で充分です。
まず自分の顔を鏡に
映すことから始めます。

鏡に映っている自分の顔の、
眉間みけんに注目します。
眉間と決めておけば気持ちは安定し、
集中しやすくなります。
眉間に注目すると、
顔全体を見ることができます。

二人称で呼びかける

鏡に映っている自分の顔の眉間みけんに注目して、
「お前は」とか、「あなたは」というように、
必ず二人称で呼びかけるのです。

鏡に映っている像は対者たいしゃであるから、
「お前」と二人称で呼びかけるのです。
これから改造するべき自己を、
映像として対象化して見つめるのです。

さらにいいますと、その自己が主導権を握り、
客観化されたもう一人の自己を
お前」として捉えて、
これからよりよく改造していくのです。

念願ただ一つ

こうありたいという希望や念願が
多くあっても、ただ一つに絞るのです。
多くの念願を一度に暗示づけようとすると、
印象づけが希薄きはくとなり、暗示効果は上がりません。

念願も、不可能なものであってはならないです。
非人間的なものや反社会的な念願は
いけないことは当然です。

条理にかなったことであり、
人間として当然できるはずの
念願であることが必要です。

まったく無理な念願ではなく、
自分もせいぜいそうありたいと思い、
そうなり得ると納得できる暗示が、
よい効果を上げます。

希望や念願は、その人をその地点へと
誘導する目標であります。
またその人を導く牽引車のようなものです。

それによって、進歩と向上が実現するのです。
ですから、希望や念願は、積極的で
正しいものでなくてはなりません。

命令せよ

まずさしあたり、念願が解決した姿を
想像して始めるのがいいです。

怒りっぽい人は、
「お前は、むやみに怒らなくなる」と、
眉間を見つめて命令するのです。

数学を苦手とする学生は、
「お前は数学がぐんぐん好きになる」と、
命令します。

病の人は、生命は強いものですから、
「お前は、ぐんぐん強くなる」と、
命令するのです。命令することが肝要です。

「こうなってほしい」、「お願いします」の
祈りであってはいけません。
これらの祈りでは、
潜在意識への定着はできません。

実在意識が指導権を握り、
断固として潜在意識へと、
ぴしりと命令することが、
効果を的確にするのです。

言葉を明確にして使用することは、
ふらつく思考を確定することになります。
思考の確定はその人をして、
その方向に向かわせることになります。
言葉と思考と行動には、
密接な連絡があるのです。

命令暗示がすんで枕に頭をつければ、
その暗示が成就した光景を、
心のなかに鮮明に連想してみることです。
強烈な連想は、その人の思考や言葉や行動を、
それに向かって動かすことになります。

やがてその映像が、具体的事実となって、
現出されてくるのです。
命令暗示に続いて連想暗示を加えると、
潜在意識の印象づけは強くなり、
それは潜在意識のなかで重要な
素材となるのです。

声に出す

念願をただ心に思うだけでは、ものたりません。
念願を言葉として、声に出していうのです。
その言葉を自分の耳で聴くことになり、
二重暗示となりますから、
暗示の効果はさらに大きくなります。

大きな声を出す必要はありません。
小声でいいですから、
しっかりと命令暗示をつぶやくことが大切です。

真剣に

命令暗示法は、心を集中して真剣に
行わなければなりません。
潜在意識への暗示の到達度は、
暗示するときのその人の
情熱の強さによって決まります。

いいかげんな気持ちで、
うわの空でなんの情熱もなく
暗示したところで、その暗示が潜在意識へと
強く印象づけられるわけがありません。
むなしく消えていくだけです。

命令暗示法により、自己を強く正しく構築するのだ、
という情熱をもって叩きこんだ暗示が、
第一級の暗示になります。

命令暗示法は、情熱を込め、
集中して、真剣に実行しましょう。

ただ一度

この命令暗示は、きっぱりと一度命令すれば、
それでいいのです。
何度でも命令してもよいとすると、
つい気が乗らず、おろそかになってしまうからです。

今宵、この時、ただ一度、
背水の陣を敷いたつもりで、
真剣に命令すればいいのです。

ただ一度、真剣というところから、
暗示の強度が加わるのです。

眠る前のほんの数秒間を費やすだけです。
厳粛げんしゅくに、真剣に、実行してください。

イッキュウ
イッキュウ

この教えの最大の魅力は、

日常生活のなかで実践ができ、

いっさいお金がかからないところです!!

継続せよ

同じ命令暗示を、毎晩繰り返し、
継続するのです。
同じ暗示を繰り返し継続することにより、
潜在意識への暗示づけは
いよいよ強くなり、深くなります。

石だたみでも、車が何回も続けて通過すれば、
そこにわだちの跡がつきます。
何度も同じ暗示を繰り返し与えると、
潜在意識に深く刻まれていき、
それが確実に定着することになります。


そうなると、そのように思考し、
そのように言葉を使用することが
習慣化してきます。

そして、それに沿った行動もしやすくなります。
正しい目標に向かって、
脳が準備を整えたことになります。
ここに目標実現の、基礎固めができたことになります。

最初の命令暗示が効果を上げるまで、
中止したり変更してはなりません。
半年でも、一年でも継続することです。
充分な効果を確認し得たら、
次の念願に移ってもいいです。

イッキュウ
イッキュウ

毎日の小さなことの積み重ね!

キーワードは「継続」です!

二度目の命令暗示は、実在意識とのやりとりが
訓練されていますから、一度目の半分の
期間でその効果を上げることができます。
さらに訓練すると、数回の暗示でよい効果を
見ることができるようになります。

繰り返し訓練すれば、
何事も上手になるものです。

結局、頻度が暗示効果を
上げていることになります。
継続は、力なり」といわれます。
自信をもって、根気よく、
命令暗示を継続することが肝要です。

あせるな

「暗示を繰り返しているが、少しもよくならない」。
「この方法は、私には、効かないのかしら」。
「やっぱり、私は、ダメだ」と思うと、
マイナス暗示へと逆転してしまうことになります。

長い間、マイナス暗示が大量に
詰め込まれている潜在意識内容を、
プラスに替えるのですから、
一週間や十日で完成するはずはありません。


書き初めの筆をコップのなかの水で洗うと、
コップの水は墨で真っ黒になります。
ポタポタ水の落ちる水道の蛇口の下に、
コップを置きます。

十滴や五十滴の水滴が落ちても、
コップの水はまだ黒いです。
ですが、一晩置くと、
コップのなかの水は入れ替わって、
きれいになります。

命令暗示もこれと同じです。

「私は心理学的法則に基づいて、
暗示をやっているのだ。
命令したことは、必ず実現するのだ」
と確信して、焦らずに実行してほしいです。

事実、十回やれば、十回の効があり、
二十回やれば、二十回の効があります。
やれば、やっただけの効があるのです。

命令暗示が済み枕に頭をつけたら、
その暗示が成就した時の光景を
連想しながら眠ればよいのです。

断定暗示法

昨夜、命令暗示で与えた暗示を、
翌朝目覚めた時に、暗示効果を確実に
するために行うものです。

命令暗示、睡眠、断定暗示と、
睡眠をはさんで命令暗示に呼応して
断定暗示を行うところに、
暗示効果はいよいよ確実度を増すのです。

断定暗示を詳述しましょう。

目覚めてすぐ

目覚めてすぐのときは、睡眠状態から
覚醒への移行期であり、まだ充分には
覚めてはいない半意識の状態です。

この時期は催眠状態であるので、
被暗示性が昂進こうしんしています。
このときは自己暗示が可能です。

イッキュウ
イッキュウ

昂進とは、増して、進むこと。

気持ちなどが、高ぶり進むこと。

という意味です!

与えた暗示は、拒否されることなく、
潜在意識へと確実に、
印象づけられます。

布団をたたんだり、顔を洗ったりすると
意識がはっきり覚めますから、
何もしないうちに、目覚めてすぐの
催眠状態をねらって行うことが、
より良い効果を上げることになります。

イッキュウ
イッキュウ

私イッキュウは、朝目が覚めたら、

まずニコッと笑顔で、今日も生きていたことに

感謝して、断定暗示をつぶやきます!!

鏡を使わずに

昨夜は、実在意識が指導権を握って、
鏡のなかの自己の映像に向かって「お前は」と、
対象化して命令暗示をしました。

その暗示は一夜の眠りのうちに、
潜在意識のなかに強く印象づけられ定着します。


目覚めた翌朝は、実在意識の意図したものと、
潜在意識の内容とが同一化しているのですから、
朝は自己を客観化して見なくてもいいです。
鏡を使わなくてもいいのです。

今日は、私は

目覚めたらすぐ、「今日は、私は」と、
一人称で、力強く声を出すのです。
その言葉は自分の耳に達し、再暗示になります。

なぜ「今日は」というかといいますと、
「昨晩の暗示により、昨日とはうって変わった、
今日の私である」という気力充実した私、
という意味で「今日は、私」というのです。

この確信的断定が暗示を有効にし、
確かなものにしてくれます。

暗示の打ち込みにより、
新しく踏み出した人生の第一歩が、
今朝であり、今日であります。

人間は、日に日に、新しく進歩し、
向上しなければなりません。
日ごとに新生すべきものです。

改まった気持ちで、「今日は」と感動を込めて、
言葉を発するのです。
「これから先は」と、長い未来をいうのではありません。

具体的にある「現在、只今の今日」に徹すればいいのです。
今日を粗末にしてはなりません。

なぜ「私は」と一人称でいうかといいますと、
夜の寝際ねぎわに、実在意識が潜在意識に向かって
命令した暗示は、夜の間に潜在意識に定着します。

すると、次第に、実在意識の意図するところと、
潜在意識の内容は、一致してきます。
ですから朝は、実在意識と潜在意識を連結させた上で、

実在意識が代表して「私は」と、
堂々と、力強く、一人称でいうのです。

同じ暗示を

昨夜、命令暗示で与えた同じ暗示を、
翌朝言葉に出して明確にいうのです。

昨夜、「お前は、数学がぐんぐん好きになる」
と命令暗示をしたのに、次の朝「今日は、私は
英語が好きになった」など、チグハグなことを
いってはなりません。

同じ暗示を翌朝くり返していわなければ、
念押しにはなりません。念押しをするから、
その暗示は潜在意識へと、いよいよ深く
刻み込まれることになります。

暗示はあくまで、昨夜の命令暗示と
同じものでなくてはなりません。

現状にこだわらず

昨夜、「あなたは、むやみに怒らなくなる」
と命令暗示をしたなら、次の朝は「今日は、
私はむやみに怒らなくなった」と、達成して
しまった言葉で断定するのです。

現状にこだわらず、すでに達成してしまった
言葉で断定するのが特徴です。

昨夜と今朝ですから、状態はさほど変化を
しているわけではありません。
ですがその現状にこだわらず、すでにでき上がった
事実の言葉として断定するのが、この方法の
いちばん大切なポイントです。

「現状は、まだ怒りっぽいのに怒らなくなったと
断定するのは、自己を偽ることだと思います」
という人がいます。

怒りっぽい現在の自分は、自分でも、
もてあましている性格です。
そのまま放置しておいてよいわけはありません。
改造されるべき、消極的な習性です。

こうありたいと希望する設計図を正確に描き、
それに基づき基礎工事がなされ、鉄骨が組まれ、
コンクリートが打ち込まれるから、設計どおりの
ビルが建設されるのです。

瓦礫がれきの現状を眺めていたところで、
ビルはできません。
それと同じように、念願する状態を的確に描き、
それに沿って暗示というコンクリートを打ち込み、
念願を達成しようとするのです。

想像の心理を、
創造的に活用しているのです。

断定せよ

人の心は、「できるかな」、「できないかな」
と揺れ動きます。ついには「失敗したら、
どうしよう」と思います。

「失敗したら、どうしよう」と思うことは、
「失敗してほしい」と同じことです。
なぜならば、心に失敗を描いているからです。

心の揺れを防ぎ、思う方向へと心を
向けさせるはたらきをするものは、
言葉です。

そのためには、すでにそうなったと、
完了した形で断定する言葉が、
いちばん効果をもたらします。

暗示することは、
自己をごまかすことではありません。
計画に従って、自己を正しく固めることです。

初めのうちは、現状はいまだ不充分なのに、
そうなったと断定することは、
何かおもはゆい感じもしますが、
その気持ちを排除して、自分はそのとおりに
ならなければならないのであるから、力強く、
断固として「そうなった」とするべきです。

物事を成功させる秘訣は、
心をそのつもりにさせることです。
その力をもつものは、言葉の暗示です。

暗示は、お城の石垣を構成する、
一つ一つの石のようなものです。
飽きずに、正しく、しっかりと
積み重ねていかなければなりません。

一日に何回も言葉に出せ

「今日は、私は、英語がぐんぐん好きになった」と、
朝の目覚めに断定したら、その言葉を一日何回も、
声に出していうのです。

歯を磨くときでも、駅に向かって歩いているときでも、
電車の中でも、つぶやくのです。
暗示づけの条件は、強度と頻度です。
昼間は実在意識が自ら、情熱を込めて、
何回もつぶやくのです。

強度と頻度で暗示されたことは、
潜在意識のなかで、有力な観念要素となり、
あなたをそうさせずにはおかない力を
もつようになるのです。

映像を描け

言葉の暗示も効きますが、その暗示どおりになった
イメージを心に描くとさらに効果は上がります。

「今日は、私は、むやみに怒らなくなった」と、
何回も断定し、自分のニコニコした顔を心に描いていると、
怒りそうな場面に遭遇しても怒らないですみますし、
ニコニコしている自分を見出します。

人はいつもしているようにするのです。
明確な言葉と、鮮明な映像で確定された希望は、
その人をその方向へと導いていく力をもちます。

失敗を心に描いていて、成功はあり得ません。
明るい、正しい念願を常に心に描いて努力する方が、
成功の確率は断然大きいに、決まっています。

気持ちの変化

寝がけに命令暗示をし、
それが成就した光景を心に描きながら眠り、
朝はそうなったと断定暗示をし、
一日に何回もつぶやき暗示を繰り返していると、
寝ても覚めても、その暗示は、
意識の前面で活動していることになります。

このように自己暗示を続けていると、
いつの間にか、
気持ちが変化しているのに気づきます。

今まで、英語の本を見ただけで
湧き上がっていた嫌悪感が、
次第に薄れてきます。

英語に対する拒否反応もなくなり、
英語が身近に感じられ、親しさも覚えてきます。

英語の教科書に手をのばし、ぺージをめくる。
勉強してみようという気持ちが
素直に流れてきます。

そして予習もするし、復習もするので、
次第に成績も上がります。

暗示の効果を示す事実がでてくると、
嬉しくなり、自信を持って勉強をするので、
英語の実力は、ぐんぐんつくことになります。

暗示は、いつの間にか、その人の思考や
感情を変えてしまうのです。
暗示は、その人を希望する方向へと
誘導する力をもつものです。
そして暗示通りの事実を創り出してしまうのです。 

ここで私たちは重大なことに
気づかなければなりません。
実在意識だけで成功を希望しても、
失敗に終わります。

潜在意識が足を引っ張るからです。
自己暗示法を活用して、
潜在意識を味方につけるのです。 

潜在意識を通過して、
実在意識を動かした希望が、 
本当の希望であり、
実力をもった希望となるのです。 

この筋道が真に納得できた人は、
自己の運命を拓く鍵を握ったも同然です。

自己暗示法のまとめ

睡眠をはさんで行われる、
連想暗示法、命令暗示法、断定暗示法
という一連の自己暗示法は、
実在意識から潜在意識へと、
潜在意識から実在意識へと、
暗示をしきりに往復させて、心のなかに、
強く、明るく、軌道を建設する企画です。

心に、頼りになる積極的な習慣性を
作ろうとするものです。

心に心許すなと、
従来思うようにならなかった心を、
自分の思う方向へと向かわせる
一つの心の統御法であり、
潜在意識のなかの観念要素の更改の法であり、
人間改造の法でもあります。

よい方法

この自己暗示法は、まことによい方法です。
よい方法とは、誰にでもできる方法です。
年輩者でも、子供でも、
健康な人でも病の人でもできます。

方法は、簡単です。
この方法は、場所もとらない。
装置もいらない。時間もかからない。
費用もかからない。

夜、鏡一つあればできることです。
そして難行苦行ではありません。
楽しいことを考えながら、
眠りなさいという方法です。

手段は簡単ですが、効果は大きいです。
心の法則、特に潜在意識の理論を
応用しているからです。

誰でも、簡単にできて、
難行ではなく、楽しくて、
効果の大きい方法がよい方法です。

信をもって行う

健康な人しかできないとか、
設備に費用がかかり、
手段が複雑で時間を要し、
難しくて難行苦行であると、人はやらない。

やさしい方法だと、
効果がないだろうと思ってやらない。

やらない人は、結局、やらない。

人生を少しでも考える人なら、
天風さんの創見したこの自己暗示法を
即座に実行するに違いありません。

よし、この方法で自己革新ができるのだと
確信して実践してほしいです。

人間改造の実践は、
信をもって一貫すべしといわれています。

特に潜在意識は、潜在意識のはたらきを
信ずる者のためにのみはたらきます。

信は、道を拓く秘訣でもあります。

自己暗示の活用

目標、目的を、実在意識で強く決心して、
次にすることは、潜在意識を納得させ協力させ
味方につけることです。

潜在意識を味方につけるには、
自己暗示法を活用すればいいのです。

鏡で眉間みけんに注目して真剣に自己暗示をし、
目標を達成した光景を連想しながら眠り、
朝、目が覚めたらすぐに、
「○○になった」と断定し、
一日何回もつぶやき、
喜びにあふれた光景を心に描く。

自己暗示法を繰り返していると、
まず、気持ちが変化してくる。
初めは否定的な気持ちが、
不安を伴いながらも、
気持ちは前進を始める。

そのうちに願望が湧き、
やがて期待に変わってくる。
そこからさらに期待はふくらみ、
確実性を感じるようになる。

自信が湧いてきて、
気持ちが進展してくるのです。

そして心のなかで達成してしまうのです。
ここまでくれば、しめたものです。
潜在意識が完全に協力態勢に入ったのです。

実在意識が「よしやろう」と叫ぶと、
潜在意識が「いいとも、やりましょう」と呼応する。
心のなかに反抗がないので、
物事がうまく、早く運びます。

寝ても覚めても、目標に向かって
情熱を燃やしていると、達成への手段や
方法は見つかるものです。

そして困難に突き当たっても、
決してひるむこともないです。

自己暗示法により、自分を誘導し、
目的を達成することができるのです。

思考と信念の重要性。
私は、想像する
私は、そう思う
私は、そう信ずる
私は、その通りになる

他面暗示法

自己暗示法とともに、
同時に実行していただきたい暗示法として、
他面暗示法があります。

自己暗示法は、強く、明るい、
積極的な内容を、
自分で自分に暗示づける方法でした。

他面暗示法は、自己をめぐる環境のなかから、
積極的暗示をとりこみ、よい影響、
感化を受けようとする方法です。

乳幼児の頃は批判力がないので、
両親や家族の影響を、全面的に受けてしまいます。

大阪生まれの子供は、何の疑いもなく
大阪言葉を身につけます。
環境からの影響は大きいです。

大人になれば、批判力もついてきますから、
環境のまにまになることはないです。
ですが眼も耳も、五官は外界の刺激に
応ずるように開かれています。

イッキュウ
イッキュウ

まにまにとは、

他の人の意思や事態の成り行きに

任せて行動すること。です!

現代の私たちをめぐる環境の事象は、
視覚や聴覚を通じて、暗示となって
私たちの心のなかに侵入してきます。

ですが手放しで歓迎するような
暗示は少ないです。

テレビを見てもCMは行こう、見よう、
食べよう、飲もう、買おう、遊ぼうと、
強度と頻度をもって、私たちに
暗示をかけてきます。

人の欲望を刺激し、挑発し、誘導し、そそのかす。
また心を傷つける暗示もあります。
世の中には、立派な暗示ばかりではありません。

そのなかから、自分を強く、明るく、
成長させる力をもつ、積極的暗示を選んで、
取り入れることが、他面暗示法です。

これは日頃の心得でもあります。

積極暗示の摂取

書籍の影響

視覚を通じて私たちに大きな
影響を与えるものに、文字があります。

新聞、広告、雑誌、書籍などの文字は、
私たちに語りかけ、訴え、誘いかけてきます。
文字と切り離すことのできない生活をしている
現代人にとって、文字からの影響は、
相当に大きいです。

その人が何を読むかによって、
その人の精神内容が決められるといってよいです。
特に、幼年期から青年期にかけて読んだ書籍は、
大脳が柔軟であるだけに、その印象は鮮烈です。

読み物は、その人を形成する素材となります。
ですので、強く、明るく、正しく、人間性を
豊かにするような書を読み、そのなかから積極的な
暗示を受けとるよう心がけることが、
自己形成の上で大切です。

音楽の感化

聴覚から入り、私たちに大きな影響を与えるものに、
言葉と音楽があります。

人の会話はもちろん、テレビもラジオも、
言葉を媒介ばいかいとして使います。

リズムのある言葉や音楽は、
潜在意識のなかにそのまま入りやすいです。
歌を口ずさむと、その時代とそのなかに
生きていた自分の姿が回想され、
懐かしさが湧いてきます。

音楽は、人間の情緒形成に、
大きな影響をもちます。
子供のときに刻み込まれたメロディーは、
その人の音感の基調として定着します。

私たちは常に、明るい、
力強い歌を口にし、
人生を活き活きと、
活発に生きていかなければなりません。

映画、演劇の影響

視聴覚の両面から、私たちに大きな影響を
与えるものに、テレビや映画や演劇があります。

私たちは、小説や映画や演劇から、
人間や人生について多くのことを学びます。

私たちは、人の織りなす心のひだに触れ、
共感する感受性を持たなければなりませんが、
いつまでもその人と共に、
悲しみのなかに沈潜ちんせんしていてはなりません。

イッキュウ
イッキュウ

沈潜とは、

水底に沈み隠れること。です!

悲しみのなかにも、地球は回り、
時は過ぎていきます。現象も変化していきます。
私たちは、よりよい変化を創りだして
いかなければなりません。
悲しみは越えていくべきものです。

そのためにも日頃から、力強く、たくましい演劇や、
明るい、潤いのある映画に接し、よい感化を受け、
人生建設に役立つ、積極的な素材を
取り込んでいかなければなりません。

積極人間と交際

私たちは日頃から、積極的な人物から、
よりよい感化を受けるよう心がけねばなりません。

友を選ぶなら、弱音や愚痴を言わない、
明るい性格の人と交際するのがいいです。

自分の心が強く、明るくなれば、
神経質な人と交際しても、
巻き込まれることはありません。

むしろ相手の人に、力強い感化を
与えることができるのです。

人間の本来の心は、清く、尊く、
強く、正しいものです。
この心を積極的な心といいます。

この心を煥発かんぱつするためにも、
積極的人物からよい感化を受けることは
大切なことです。

イッキュウ
イッキュウ

煥発とは、

火が燃え出るように輝き

現れること。です!

積極集団と交流

世間には、人間を弱くし、
暗くするような素材となる消極暗示が、
かなり多いです。

一方、自分があやかりたいほどの
積極的人物は、なかなか見当たりません。

自分を放置しておけば、
消極人間が形成されそうな時代です。
それだけに、積極的人間と積極的集団とを
求めなければなりません。

天風会という集団は、心身統一法を体得し
積極的な人間形成をし、世の人々のために
役立っていこうとする会です。

毎月、心身統一法の基本的理解と実践を
教える講習会が開かれます。
心身統一法を具体的に実践する行修会が開かれます。

夏には、心身統一法を理論的にまた実践的に、
これを徹底的に体得する目的をもって、
夏期修練会が数日間にわたり、開催されます。

秋には、人生を活きる信念を確立するために、
深遠な哲学的理論を中心として、
真理瞑想行修会が開かれます。

ここに集いくる人々は、積極的人間を
めざしていますから、その雰囲気は明るいです。
このような集団のなかに身をおくと、
積極的に活きるパターンを、身につけてしまうのです。

常に、積極集団と密接な交流を保てばよいのです。
昔から「朱に交われば、赤くなる」
といわれています。日頃から、積極的グループとの
交流を心がけねばならないのです。

まとめ

従来の人間の改造は、
至難なこととされていました。
難行、苦行を積まなければならないと
されていました。

しかし一般の人々に、難行や苦行は
望み得べくもないです。

ですが、法をもってすれば
行い易しといわれます。
理論にのっとって行ずれば、苦行をしなくても、
思いのほか、効果が上がるものです。

人間が、周囲の刺激に何も感じなければ、
すべて、すべなしです。
人間は、外からの刺激に敏感に感じ、
反応する性能を豊かにそなえています。
この心のはたらきを、感応性能といいます。

人々はこの性能を消極的に使い、
心を弱くしています。
であるなら、この性能を積極的に使えば、
心を強くすることができるはずと
天風さんは考えられました。
これは人間を救う有力な手がかりです。

人間の、暗示に感じ、
反応することを活用して、
天風さんは、暗示法を開発されました。

自己暗示法は、潜在意識の理論と
暗示の法則に基礎をおき、
睡眠をはさんで行われる三つの暗示法です。

方法はいずれも簡単ですが、
理論にのっとっているので効果は大きいです。

三ヶ月も実行すれば、より良く変わった自己を
発見するにちがいありません。

他面暗示法は、視聴覚を通じて、
積極的素材を心してとり込み、
積極的な人物や集団からよい感化を進んで
受けようとするものです。

修行というほどのものではなく、
生活上の心得です。
毎日の心がけであるので
「塵も積もれば、山となる」の例えの通り、
いつしか心を明るく、変えてくれます。

自己暗示法と他面暗示法を
熱意をこめて実行することにより、
潜在意識内の消極的要素は、
次第に積極的要素にその席を譲ります。

続けていくうちに、観念要素の更改が成就し、
思考が積極化し、心の積極化が実現するのです。

難行でもなければ苦行でもないです。
簡潔でしかも効果のいちじるしい方法です。
自己改革の第一歩として、
ここから切り込んでいくことです。

熱意をもって実行することです。

心身統一法のステップ!

STEP1 観念要素の更改法

    一、自己暗示法

    (一)連想暗示法

    (二)命令暗示法

    (三)断定暗示法

    二、他面暗示法

STEP2 積極観念の養成法

    一、暗示の分析

    二、内省検討

    三、苦労厳禁

    四、言行の積極化

    五、対人態度の積極化

    六、正義の実行

STEP3 神経反射の調節法

STEP4 精神使用法

STEP5 精神安定法

イッキュウ
イッキュウ

今日も一日、明るく朗らかに、

活き活きと愉快に、

元気いっぱいで行きましょう!

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